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完走の秘訣はゼリー!? 補給食考察

概要

ロードバイクで長距離を漕ぐ際に、その動力源を確保するために「補給」は重要なタスクである。休日のツーリングであれば、道中のコンビニなどで一休みすることや、目的地ならではグルメを食べることで解決できる。

しかし、レースに出場した場合、他者との競争や制限時間という観点から、手軽に素早く効率よく失ったエネルギーを補給する必要があり、その需要に応えるためにこれまでにさまざまな商品が販売されてきた。

本投稿では、実験者がアイアンマンレースで使用した補給食について検証を行い、最適な補給食について提案を行う。

キーワード:補給食最適化問題、ここでジョミ、shotz、羊羹、経口補水液SAVAS

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魚津ヶ崎

1 背景

アイアンマンレースにとって、競技者のエネルギーが枯渇し動けなくなるハンガーノックは思慮すべき課題である。

解決策として補給食の充実化が挙げられるが、ただ闇雲に補給食を積載した場合、車体の重量が増しロードバイクのパフォーマンスを下げる要因となりうる。

補給食の充実化と車体の軽量化はトレードオフの関係になり、ロードバイク競技の際は両者を損なわない最適な設計が求められる。

これを補給食最適化問題(HOP: Hokyu-shoku Optimization Problem)という。

本投稿では、五島長崎国際トライアスロンで実験者が食した補給食をさまざまな評価基準によって評価し最適な補給食の導出を行う。

2 実験準備

補給食の積載にあたって消費カロリーを見積もっておく必要がある。

体重54 [kg]の人が平均速度28 [km/h]で180 [km]を走行した際に消費するエネルギーは 約3500 [kcal]である 1]

前日の晩御飯と当日の朝ごはんは十分に食べる上に、体脂肪も6 [kg]程度確保しているので、上記の消費カロリーを完全に補う必要はないと考え、

最終的に2000 [kcal]程度の補給食を積載することとした。

用意した補給食は以下のとおりである。

  • 1) エネルギージェル(170kcal, 69g), SAVAS ×6(すべてピーチ味)

  • 2) ゼリーバー(100kcal, 50g), SAVAS ×5(すべてマスカット味)

  • 3) エネルギージェル(117kcal, 45g), shotz ×2(ライム味、コーラ味各1つ)

  • 4) スポーツ羊羹(113kcal, 40g), 井村屋 ×3

  • 5) ここでジョミ(48kcal, 20g), ハニープラス ×2

  • 6) 経口補水液(?kcal, 500ml)大塚製薬 ×1

計 2189 [kcal]

以上の補給食のうち、1)の3本をボトルに入れ、水に溶かして利用した。また、6)の経口補水液はペットボトルのままだと不便なのでボトルに移し替えて利用した。

その他の補給食は、競技中は以下のバッグに入れて必要に応じて利用した。

TOPEAK(トピーク) フュエル タンク M サイズ

TOPEAK(トピーク) フュエル タンク M サイズ

1] 自転車走行のエネルギー消費 http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/energy.html

3 実験結果

以上述べた商品について1つずつ評価を行う。

1) エネルギージェル(170kcal, 69g), SAVAS

ザバス ピットイン エネルギージェル 栄養ドリンク風味 69g×8個

ザバス ピットイン エネルギージェル 栄養ドリンク風味 69g×8個

項目 評価
利用率 100% (6/6)
エネルギー量 170kcal
みなぎってくる感 ☆☆☆
☆☆☆
食べやすさ ☆☆☆
吐き気危険度 ☆☆☆
サイズ感 ☆☆

評価

多くのエネルギーを得ることができ、バイク時の実験者の主要なカロリー源となった。そのまま持って行くと嵩張るので、利用の際はボトルに入れるのを推奨する。また、水で溶かなかった場合、かなり濃いので競技中に吐き気を催すこともある。キャップがそこそこ硬いので開封の際は注意が必要。

2) ゼリーバー(100kcal, 50g), SAVAS

【ボール販売】ザバスピットインゼリーバー マスカット風味 16袋入

【ボール販売】ザバスピットインゼリーバー マスカット風味 16袋入

項目 評価
利用率 40% (2/5)
エネルギー量 100kcal
みなぎってくる感 ☆☆
☆☆
食べやすさ
吐き気危険度 ☆☆☆☆☆
サイズ感 ☆☆☆☆

評価

実験者が用いた他の補給食とは異なりほとんど固形のゼリー。直方体なので集積がしやすい。平常時食べるとそこそこうまい気がするが、レース中はなんだか胃が受け付けない。個人差があるのだろうが吐き気すら催す。ゼリー好きの実験者が「おれってゼリー好きじゃないのかもしれない...」と思うほどの逸品。ぜひ一度ご賞味あれ。

3) エネルギージェル(117kcal, 45g)

shotz ショッツ エナジージェル (カーボショッツ) おためし6味 45g×6個

shotz ショッツ エナジージェル (カーボショッツ) おためし6味 45g×6個

項目 評価
利用率 100% (2/2)
エネルギー量 117kcal
みなぎってくる感 ☆☆☆☆
☆☆☆
食べやすさ ☆☆☆☆
吐き気危険度 ☆☆
サイズ感 ☆☆☆☆

評価

今回初めて食べた補給食。ライム味とコーラ味を食べたはずだが、はちみつの圧倒的な存在感の前には無力。味はそこそこ美味しく、特に吐き気も催さなかった。開封から食べるまでを非常にスムーズに行うことができるといった特徴を持つ。一部の選手がトップチューブに意味がわからないくらいテープで貼っていた。その機能性を追い求めるが故の無骨な積載によって、カッコイイロードバイクが台無しである。

4) スポーツ羊羹(113kcal, 40g)

項目 評価
利用率 100% (3/3)
エネルギー量 113kcal
みなぎってくる感 ☆☆
☆☆☆☆☆
食べやすさ ☆☆☆☆☆
吐き気危険度
サイズ感 ☆☆☆☆

評価

最高にうまい。エネルギー量がどうとか、電解質がどうとか、そんなことはどうでも良くなる逸品。やはりうまいものを食べながら走るとロードバイクは楽しい。押すだけで中身が出てきて食べることが可能であり、食べやすさは随一。また、細長いフォルムなので積載も容易。ゼリーバーなんか積んでいるスペースがあったらこちらを積めば良かったと後悔している。

あくまでも、スポーツ羊羹なので、和菓子屋に売っているものとは比較するのはナンセンス。

実験者に「おれはロードバイク競技中に羊羹を食べるために生まれた」と思わせてしまう逸品。

5) ここでジョミ(48kcal, 20g)

Honeyplus「ここでジョミ」10本セット

Honeyplus「ここでジョミ」10本セット

項目 評価
利用率 100% (2/2)
エネルギー量 48kcal
みなぎってくる感 ☆☆☆☆☆
☆☆☆
食べやすさ ☆☆☆☆
吐き気危険度
サイズ感 ☆☆☆☆☆

評価

某有名トライアスリートのブログでよく登場するアイテム。カロリー自体はこれまで記載したものと比較すると少ないが、みなぎってくる感はピカイチ。味はただのはちみつ。小袋になっているので集積は容易。ただメディアによって神格化されすぎている気がする。結局はただの小袋に入った「はちみつ」。

6) 経口補水液(?kcal, 500ml)

項目 評価
利用率 100% (1/1)
エネルギー量 ???
みなぎってくる感
飲み込みやすさ ☆☆☆
吐き気危険度 ☆☆
サイズ感 ☆☆☆

評価

最強のドリンク。これを飲み始めてから、競技中に足が吊ることがなくなった。味もたいして良くはないが、吐き気は催したことはない。実験者の勝利の方程式の1ピースである。

4 考察

好きなものを食べて、飲んで、自分のペースでゴールを目指せばいいじゃない。トライアスリートだもの。 

あゆげ

まとめ

補給食の評価を行った。自分なりに評価は行ったものの、世の中にはいろいろな補給食があるので、実際に食べて、自分好みのものを見つけるとよい。

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